一般に『デェーーン』って音を、

歪んだ(ひずんだ)音なんて言ったりしますが、

その音作りについてご解説します。

 

 

 

歪みという言葉を始めて聞く人もいるかもしれませんが、

解説されているサイトも多いので、

ここでは説明を省きます。

 

 

一般に、歪んだ音と言ってもそれは多岐に渡ります。

ロックのようなみんながイメージするザ・ギターみたいな音もあれば、

メタルのような、鋭い感じの音もあったり・・・。

 

 

でも、往々にして言えることは

ギターのGAIN(歪み)は、案外強くしないほうが良い。

ということです。

 

 

今回は、音作りについて解説していますが、

基本中の基本ですので、

歪みは控えめ・・・と前提として覚えておいて欲しいと思います。

 

 

例として、たとえば、声・・・

自分で聞く声と周りで聞こえている声って違いますよね。

 

 

ギターにも、これに似たことが言えます。

 

弾いている本人にはあまり気にならないけど、

実際のところ、うるさいノイズだらけだったとか・・・。

マレでもなく、普通にあります。

 

 

最近、私は英語にちょっとハマってて、

わざと字幕なしで映画とか見たりしているんですが、

(いや、あんま理解できないけど^^;)

 

これも、客観的に聞いていると色々と面白いことが分かってきて、

字幕ありだと、全然気にならなかったのに、

字幕なしにした途端、『あれ? こいつの声ひどいな・・・』

みたいに気づいたりするんですよ。笑

 

 

ちょっと話が離れていたかもしれませんが、

要するに、視点が少し変わるだけでも

全然違うよ?ということです。

 

 

音作りをする時は、あなたにとって良い音ではなく、

客観的に良いと思われる音を作るのがポイントです。

俯瞰して考えてみればきっと何か閃があるかと思いますよ。^^

 

 

今回の記事は、具体的な音作りのマニュアルとはかけ離れ、

結構、抽象的なお話になってしましましたが、

とても重要なことなので是非覚えておいてもらいたいです。

 

 

私は、『至れり尽せり』って言葉が嫌いで、

要するに、GAINを75にしてリヴァーブを・・・ディレイは・・・

みたいに数値的にはいどうぞ!って教えるのは意味がないと思ってます。

 

 

だって、それを教えてもらって仮にその音が出来たとしても、

次、あなたが音作りをするとき、うまくできないですよね?

また教えてもらうつもりですか? って話です。

 

 

魚をもらうのではなく、魚の釣り方を覚えてください。

魚をもらっても、食べてしまったら終わりです。

でも、釣り方を覚えればいくらでも食べられます。

 

 

是非、この価値観を大事にして欲しいと思います。

音作り、いやギター全般に言えることですけどね。

ギターに限ったことでもないかもしれませんが・・・。